2016年1月31日日曜日

反ユダヤ主義と反イスラム主義を混同せず、先ず「偏見からの解放」を!

 宗教的寛容の是非や隣人愛による難民救済には限度がある。無暗な政治プロパガンダに乗せられないために必要なことは、反ユダヤ主義と反イスラム主義が同じでないことを認識し、それがどれほど困難であっても、執拗な宗教的偏見から解き放たれる第三の「道」を一緒に模索する他ない、と私には思われる。
 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教、三者三様の利害関心が複雑に絡むので、一筋縄では行かない。諒解ポイントを模索するEUの道は依然険しいが、子供たちの世代につけを回さないために、ここは仏に学び般若の知恵を籍(か)りて、また老子・荘子の道に学んで「偏見からの解放」を求め、良心の有無を確かめ合うことから始めたい。
 原点を通る直線の傾き(正接)さえわかれば、X軸上の共有点(α、β)が見つかるだろう。あとはその差分から学習して、それぞれに自己調整すればいい。現に解決意思の「良心」があれば、いくらでも財源は後からついてくる。

Shigfried Mayer (宮村重徳), copyrights © all reserved 2016, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo

2016年1月14日木曜日

狭き門、冬は帳(とばり)の寒稽古(かんげいこ)

センター試験を目前にして、ビビっている君たちに。
 狭き門、冬は帳(とばり、夜半)の寒稽古(かんげいこ)。人並では報われない、人一倍苦労しないと通れない。逆巻く風に怯(ひる)んでいては、春風に酔う前に負け犬よ。七転び八起きのダルマさんに、倣って目を入れ春菖蒲(はるしょうぶ)、見届けるまで周りの風圧に屈しない、あと一歩の勇気と考える工夫で大勝負。弱音吐きたい自分に負けない .. 深川にしょぶの花咲く垣根越え。跳んでみせてよ君の気概、駄目で元々しょうぶを諦(あきら)めず。失敗から学ぶ心意気さえあれば、ほら垣根もぴょん、狭き門もすいすいだね。君の目前に、道は自ずと空け開いてくる。
 Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2016, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo

2016年1月1日金曜日

九百九十一万人の君たちに、無位の真人たる道を勧める

新年明けましておめでとうございます。「理解社会学の工房」を今年も引き続きお愛読いただければ、光栄に存じます。
東洋の十二支でいえば、西暦2016年は申年(さるどし)にあたり、日本には9,910,000人います。斯く言う私も九百九十万分の一の身の上にて、読者の皆様に心よりご挨拶申し上げます。
過ぐる年に職場の有力者・有名人たらんとして失敗した人、無位・無名(非正規労働者)の儘で年越し蕎麦を食った無念の君たち、自称無神論者や一神教徒の諸君も、新年には史的ダルマの「安心無為」、臨済和尚が説いた「無位の真人(むいのしんにん)」に学ぶよい機会、この年をまたとない転換の年にしてもらいたい。
夢中で悟ったつもりの仏法僧だけでない。祀ったつもりで習合するばかりの、八百万の自己に踏ん切りがつかない神主の君たち、己を無にして十字架の道を歩まれたキリストに倣えど正直うまくいかない、道半ばで頓挫している牧師の君たちにもお勧めする。ハイデガーに学んでハイデガー知らずの、哲学専攻の君たちには絶対見逃せない、無心で学ぶ身体現象学の事始め。尊敬する禪師の皆様の理解と共鳴を期待しつつ。
 平成28年西暦2016年元旦、達摩忌(~536年)で1480周年の縁日に
Shigfried Mayer (宮村重徳), copyrights © all reserved 2016, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo


2015年12月27日日曜日

息づく生の哲学、反抗する若者の良心に期待する

 相変わらずの世を挙げてのクリスマス商戦に、はてなと思うのは私だけだろうか。神を考えることを忘れた近代世界は、ひたすら自利に走り利他を忘れ、良心を失くして貧しくなった。豊かさの記号である神存在の忘却に始まり、自己疎外(マルクス)からテロの脅威に晒された世界疎外(アーレント)に至るまで、今日世界規模で哲学的生の貧困が生じている。仏を思う心を忘れた日本社会でも同様である。利便に走る坊さんネットも、ほどほどにしてもらいたい。過ぐる一年の反省として、お決まりの復讐モードに流されず、生を粗末にする行為に心奪われず、息つく生の哲学を模索する、良心ある若者の出現に期待したい。君たちの生(なま)の意見が聞きたい。
12月29日更新
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2015, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo

2015年12月6日日曜日

師走に聞きたい・子らに聞かせたい、平和・融和の遁走曲

 師走を迎える少子高齢化社会には先行きがない。とすると、労働力をどう確保するのかが俄かに問われる。百万の移民・難民を受け入れて新規労働力として育成しようとするドイツの試みが、同じ境遇の日本が学び得る、先駆的成功事例となるかどうか、その成り行きが注目される。
 労働者の基本的人権の理解と宗教的寛容の精神があるドイツだからこそ、無事に為し得ることではないか。このように期待することで、ドイツを支援したい。ボランティアで難民のドイツ語教育を支援している無数の市民・友たち人がいるので、遠からず実現可能だと思う。
 難民鎖国状態の日本も懐を開いて、先輩ドイツに追随し、平和・融和の遁走曲(フーガ)を聞かせてもらいたい。大事なのは、経験妥当な成功事例を一つ一つ積み上げることだ。単発テロの脅しに屈せず、国際平和と民族融和、諒解関係で息づく安心社会の絆実現を、新年に向けて子らのために願いたい。
 12月7日更新
Shigfried Mayer(宮村重徳)