2013年8月25日日曜日

世代を繋ぐコンセントプラグに異変、スマート化で何がショートするの?

【9月4日(水)更新】
 厳しい残暑が続きますね。今回のブログの話題は、暑さしのぎに軽めのPPsP(パチンコ・パソコン・スマートフォン)。世代を繋ぐコンセントプラグ3Pに異変が。中落ちして、3相交流から2極接地へ還帰する?情報機器のスマート化(smartening up)が進む中で、いわゆる3Pがショートしてピンハネされるという、夏夜の怖いお話(笑)をひとつ。
 パチンコの原型はピンボールで、コリントゲームと呼ばれている。昭和初期に実用化されたモデルは、実は子供の遊び道具だった。球がお星様やお月様の穴に入ると、キャラメルなど菓子類が出てくるので、玉遊戯菓子販売機という。それがいつしか憂さ晴らしする大人の遊び道具になった。何とも、不思議ですね。今では、スマートボールに同じ昭和の名残が見受けられます。
 余りがジャラジャラ出るようでないと、豊かさは実感できない?のだという。本当だろうか。無暗に打っていれば、いつかは球が目当てのホールに入るに違いないと信じて疑わない人が多い。実際は、釘目(特定ピン)の傾き加減で流れが変わり、入るか入らないかが決まっているようです。無暗にと言っても、それなりに手触りの経験則に従った確率論の一種なんでしょうが。
 無暗によいしょ(いいねボタンを押)していれば、いつかは素敵な人と出会えると信じているフェイスブックの愛好者に似ていないとは言えない。打てば小槌の効用は西洋釘にない、和釘でも使わないと、念願の友との出会いは叶わず、絆はうまくいかない。無暗に財政出動していれば、いつしか景気は持ち直してくれようと固く信じて疑わないのも同様で、国民をばかにした阿部政権の経済政策に、どんな釘が必要且つ有効だろうか。歯止めが効かなくなる前に、壁面して冷静に考えてみるべきでしょう。
 IBMPC互換の重厚なパソコン装置(PC文化)の凋落だけが目につく中で、パチンコ文化とスマートフォン世代がなぜか軽快に躍動し、2極接地で奇妙に共存しています。(球を)打つと(パネルを)タッチするのにアナログとデジタルの差はありますが、またセンサーの感度も比較にならないとしても、基本的なコンセント機能では同じ、最後はショートするかピンハネされる。機械言語の不足分をタッチセンサーで補うとしても、諒解言語(コンセンサス)を理解しないユーザー(プラグインする人)の存在が、見た目には自由になったようでも、相変わらず不自由のままネットを漂流しているのではないか。自由になりたいともがけばもがくほど、プラグの紐がピンに絡まって身動きが取れなくなる(依存症に陥る)のではと心配でならない。
 (神を、或いは何も)考えずに済む自由は、人で有ることの忘却である。結論:手先の感触に惑わされてはいけない。中落ちせず(スマホに委ねず、暗算に頼らず、途中式を書き出して、約分した残りがないかを自分で確かめられるよう)、考える人が要請されています。
 但し、トータルで = 0 にならないと、二次方程式*は成り立ちません。変形** して平方完成すると、同じ数値で±がつく二つの根が得られます。さて、機器をスマート化する(smarten up)ことで、左辺の存在要件(大抵は3項式)をショートさせないためには、右辺の無(= 0)と向き合う思索と工夫が欠かせません。いいですか、最後はイコール・ゼロとなるかどうか、天秤にかけて自分(の存在意味)を量る等式の問題です。円錐曲線を扱う三次方程式でも、基本は同じです。但し、根は三つになります。
 因みに、Smarten upの意味は、「こぎれいにする」こと。ドイツ語では、heraus-putzen です。結果として頭脳を「賢くする」。でも、注意してください。パネルを無暗にタッチするだけでは、賢くなりません。かえって、お任せでは愚かになる。スマホが大好きで手放せない君たちには、きっと反論か何か違った意見があるはず。質問はいたってシンプル、スマート化で何がショート(短絡・脱落)するのか?です。では、お聞きしましょう。さぁ、どうぞ。
 脚注: 二次方程式の基本形と別形、第一の基本形では二つの根は別の数値、第二の変形では同じ数値の±α
ax^2 + bx + c = 0,  ** x^2 + px + q = 0、これを\left( x - \alpha \right)^2の形に変えて平方完成する。わからないときは、解の公式を使うこと。

Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2013, the Institute for Rikaishakaigaku

2013年8月7日水曜日

君は平和のプライムナンバー、ペアの素数となって輝けよ

Be a Prime-number of Peace!
初めに、68年前に広島・長崎に投下された原爆のゆえに、亡くなられた方々のご冥福を、残されたご遺族の皆様に神のご加護を祈りたい。原爆の犠牲者は、忘れてはならない歴史の記憶、戦争を憎み平和を恋い慕う命の栞である。一昨年に起きた福島第一原発の被害も、疑いなくその延長線上にある。(8月15日更新)。
 
 富に目が眩めば、血肉・骨肉・霊肉の戦い止まず、惨事は収束しない。国民諸君、二度と戦争を望まずの固い誓いはどこに行ったの?原爆禁止は原発禁止の願いでなくて何であろうか。汚染された土と水が増え続けて処理能力が明日にもマージンに達し、東日本海岸全域が汚染された地下水に浸され全土が水没しようというのに、君たちはいつまで指をくわえたまま、原発産業(いつでも転換可能な軍需産業!)の余剰の富にだけ目が眩んで、いったい何を追い続けるつもりなのか。「強い日本」を夢見て軍事国家への道を邁進する、アベノミクスの危険な賭けは、財務大臣麻生太郎氏のお粗末でケチな(=出し惜しみした)ナチス発言を遥かに上回る、平和国家でない好戦国家へのあからさまな願望・挑戦ではないか。阿部晋三首相、平和立国を願った戦後68年があたかも無駄であったかのように、(真に平和を望む国民の神的)存在を忘れてどこに行くの?羊と狼のマスク(仮面)を巧みに使い分けていても、いずれマスクは容赦なく背後から剝ぎ取られ、改憲を名目とし隠れ蓑とするファッショ的存在者の素顔は暴かれよう。若者たちを見くびってはいけない。
 若者よ、有り余るモノ(余剰)を期待する前に、自分たちにとって和音の素となる数、比の一の値を探し出せ。あえて平和のプライムナンバー(双子素数)*たれ、非核運動を担うしんがりの素子となって、互いのフェイスを輝かせよ。君たちに与えるアドバイスはこれしかない。原発再稼働だけは容認していけないよ!目先の富(ばら撒かれる貨幣)に目が眩まされないようにするには(これしかない)、人に欠けたる最高の富・豊かさの記号として「神を考える」こと、不在なる仕方・無として己を働かせるモノの如何にを理解することから始める他にない。(フォイエルバッハ、マルクス、ハイデガーの再読は必須!、私にとっては「臍(ほぞ)の峠・キリストへの長い道のり」。)
* 脚注:プライムナンバー(Prime Number)とは、1とその数以外は正の約数が存在しない(割り切れない)自然数で、無限に存在すると考えられている。すでに、ユークリッドによって証明されている。もちろん、同名の競走馬とは無関係。素数でない数は合成数と言われる。双子素数(Twin Prime Number)は、現代数学でも未解決の魅力ある思考課題。ツィンとなる数に(3, 5)(5, 7)(11, 13)などがある。2以外はすべて奇数だが、差が2であるようなペアの素数であればいい。素子は電子回路の用語、素数は数学用語で領野は異なるが、あくまで代えがたい個の働きを語らせる算術のメタファーである。

Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2013, the Institute for Rikaishakaigaku