2018年5月20日日曜日

自給自足の家政学の勧め

 私的領域での仮名遣いは、女性たちが活躍する場となった自給自足の家政学(ハウスキーピングのエコノミクス)に起因すること、プラトンの洞窟に立て籠もる「男」の哲学者(ハイデガー)を意識して、女性ハンナ・アーレントが後に『活動的生』で指摘するアクチァルな政治社会的事実関係を鑑みれば、私的領域と公共性の空間に跨(またが)る場所論的主体の発話行為を論じること無しには、ありきたりの通説などでは、とうてい痒(かゆ)い処に手が届かない。女性の方々には、自給自足の家政学をお勧めしたい。

2018年5月6日日曜日

ネット依存症を自分でどう直す?

 子どもたち、ネット依存症を治す薬はありません。ネットゲームは楽しいからね、楽しみを減らす自己逓減法(じこていげんほう)しか方法がないかも。楽しみたいけど、少し我慢して5時間を3時間に減らすとか、自分にできる処から始める。短期の目標を立てて達成感を充実させる。コントロール(制御)するのは自分しかいない、でしょう?大事なことは、楽しくないかもしれないけど、面倒なことや不愉快なことでも引き受けるようになればグット。人生はいつも楽しいゲームのようにはいかないから、あらかじめ苦と楽を選別せずに、自分に期待されていることを受け止め学習するだけでベッター。自分で目標を立てて実践する、その意気さえあげれ大丈夫、あとはすこし我慢さえすれば、自分がよくコントロールできるようなるとベストだと思うよ。「だるまさんがころんだ」と、友達や親子で外で一緒に遊べるようになるといいね。
  追記:新聞各紙で、ネット依存症の話が持ち切り、全国で52万人以上の中高生がネット依存症で苦しんでいると報じられている。予備軍まで含めると、中高生の七割に近いという。四十代・五十代の世代の親も他人ごとでない。親子で苦楽は分かち難く、人生の影を象るから、自分の子供たちとしっかり向き合い、自らの姿勢を以て子どもたちの難局を共に乗り越えてもらいたい。