2020年10月31日土曜日

思考のワクチンは解釈学の課題

 コロナ禍で世界が混乱を極める中、学術世界も再編成を余儀なくされています。新年度より、理解社会学研究所を改め「解釈学研究所」とし、「理解社会学研究室」(ブログの「理解社会学の工房」は変わらず)をその一部門といたします。将来は、後者を法政大学大原社会問題研究所の関連組織としたい。

理由:①新型コロナウイルスの脅威に対すること。ご承知のように、ワクチンは当面期待できそうにありません。それは、構造体のDNAよりも解釈体のRNAウイルスに振り回されているからです。②相手が静止せず動くなら、私たちも柔軟な解釈体となって対応する他ない。思考のワクチンは解釈学(ヘルメノイティーク)の課題です。解釈は力、理解社会学では包括しきれないので、新年度より解釈学研究所に改める予定です。そうすることで、哲学・宗教・科学のいずれにも対応できる、マルクス・ガブリエルの挑戦的課題にも応えることが出来るでしょう。12月5日(土)更新