2019年10月27日日曜日

二〇一九年度研究活動中間報告

 研究所の皆様、ブログの愛読者にはまことに申し訳ない。九月以降はアマゾンジャパンでフルタイムの勤務となり、令和元年後半の研究会及び読書会はすべて休止を余儀なくされた。偶然にこの職場で出会った東大の卒業生Y君との面識を得たことが機縁となり、仕事の合間に東京大学大学院で目下研鑽を積んでいる。ドイツ留学前に駒場キャンパスで西洋古典の演習に参加したことはあるが、本郷キャンパスでは初めて。さすがに討議レベルは奥深く、心底感銘している。まだ海岸で貝殻拾いをしている少年の心境だが、表象文化論を超える東大発二十一世紀枠の宗教改革と文芸復興をマジに夢見て、文系部門の統廃合の流れに抗し、溌溂とした心と躍動する精神で課題と取り組んでいる。
 その昔、東京帝国大学文学部生だった叔父宮村光徳を三四郎池に偲び、思索にふける絶好の機会となっている。蚊帳の中で「大入道の小入道の真っ暗入道そら入道」と声高に詠い、風神雷神におびえるわたし(当時小6)を壁に手指で影法師を描いて励まし勇気づけてくれた叔父の突然の死が、父をしてわたしの人生を逆方向に転回させる梃子となった。思えば不思議な縁続きである。今は一介の聴講生で研究生志願の身、いずれ博士課程に進む予定で準備している。次世代育成のために自ら捨て石となり、三十年有余にわたるこれまでの研究の諸成果を生かすことにしたい。
蛇足:生活費と学会費・東大大学院での研鑽に必要な学費調達のために、目下アマゾンジャパン合同会社で終日働いている。読者の中に諸般の事情を理解し賛同される方、研究費及び出版費用をご提供してくださる方がいれば、心より歓迎し感謝の意を表したい。
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyright © all reserved 2019, the Institute for Interpretative Sociology Tokyo, 法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員

2019年10月21日月曜日

緊急提言:日本ラクビー界に力士たちを送り込め

 惜しいことに、南アフリカとの準決勝の試合では、スクラムの力不足が目立った。体力不足を嘆く必要はない。外国人のハーフ力を頼りにするにも限界がある。考えてみよ。日本には大相撲の力士たちがいるではないか。横綱大鵬はウクライナ人男性と日本人女性のハーフでしたね。一人か二人で十分、余力を持つ彼らを重戦車として鍛え上げスクラムを組みなおせば、世界一の座も決して夢ではない。感動的なラクビーの精神、ノーサイドを全うしプレイをパーフェクトにするには、力士たちの助力が必要となろう。サッカーではなしえなかったこと、ラクビーが第二の国技になる日はそう遠くない。11月4日更新
Shiogfried Mayer(宮村重徳)

2019年10月7日月曜日

風雅でピリ辛の里神楽、覆面自体に罪はない

突拍子ない覆面のお楽しみ、字余りで五七五の俳句にもならぬ拙作三つ。べた書きにしたので句読点はない、ゲーム感覚で節目を読み解いてね。

なつまつりおかめおたふくさとかぐら
ふゆじたくひょっとこひおとこかぐらぶし
はるしのぶほんこんれんこんかぐらほり

神楽(かぐら)は神前での能楽、日本中世に於ける女性の道化面がおかめ、男性の道化面がひょっとこ、滑稽さを表象する。いずれも里神楽(さとかぐら)の用語で、覆面自体に罪はない。古くはペルシャ帝国由来(正倉院所蔵)の、最近は香港でも知られる、吾郷の熊本では辛子入りの蓮根で、覆面して揶揄するかぴりっと皮肉る新劇風の政治ショー、ドイツのカバレットに近いイメージあり。ちなみに、カバレットはキャバレーではない。英語圏の人はご注意を!

注:ピリ辛=ピリッと辛い、おたふく=お多福、ひおとこ=火男、れんこん=辛子蓮根、かぐらぶし=神楽節、はるしのぶ=春を待ち焦がれる、かぐらほり=香港に連帯する意味で、地中深くに掘られた重力波観察装置の愛称Kagraを指す。10月27日更新

Shigfried Mayer(宮村重徳), copyright © all reserved 2019, the Institute for Interpretative Sociology Tokyo, 法政大学社会問題研究所嘱託研究員