2017年12月31日日曜日

定量的と定性的、社会学の基礎用語(その二)

 一年を振り返ってみると、記念写真がたくさんあることに気づきます。写真に写っている自分はドットの集合、定量的に写し出しています。正確だけど、心までは読めない・覗けない。心が有るのかどうかについて議論がありますが、レントゲン写真をとっても見えてこない。何らや影らしきものがあれば、医者に診てもらう必要がありますね。でも、影は心自体ではない。定性的とは、その人で有る性格を質的に呈する仕方。心は質的属性の働く結果を反映し、共鳴して止まぬものだから、どうにも捉え処がない。過ぎたる一年を振り返り自己の不始末を反省する為に、定量的・定性的の両面で自分を見直す・読み直す必要があります。読み直すとは、心の中に絵を描くようにですね。鈴木大拙は、それを動態禅と云う。

2017年12月10日日曜日

本題を改め『ダルマコード』とすることに

 一連の史的ダルマ研究の最新版を刊行するにあたり、本題を『ダルマコード』とすることにしました。副題は検討中、おそらく「禅に学ぶ自己の記号学」に落ち着くことになりそうです。年末年始の刊行を予定していますが、多少のずれは想定内。楽しみにお待ちください。『ダルマコード』シリーズの第一巻です。2003年にダン・ブラウンの書いた長編小説で、2006年に映画にもなった『ダビンチコード』を皆さまもよくご存知でしょう。本書は画像の謎解きでなく小説でもありません。言語経験の紐解きになる歴史研究ですので、全く異なる仕様になります。歴史小説を読者がお望みであれば、その内に書いてもかまいませんが、しばらく時間をください。12月12日(火)更新