2018年4月29日日曜日

怪しげな国際平和ショーに目を凝らし、真偽の証を見とどけよ

  実績からすると偽装平和ショー、期待では朝鮮戦争以来休戦中の戦争体制の終わり。南北朝鮮首脳の合意した平和宣言が実るかどうか、北朝鮮主導がいまいち怪しい。駆け引きの装いもまだぬぐえず、最後まで予断を許さない。歴史の変動を体験する貴重な事件。子どもたち、平成時代の最後となるかもしれないこの事件、しっかりと目を見開き、本当か嘘か、歴史の成り行きに注目して、真偽の証を見とどけなさい。



2018年4月1日日曜日

忖度から諒解へ、歪んだ官僚政治を終わらせる試金石

四月は仕事初めのフォール・トゥ・ワーク、四季上のフォールは秋の色。色づいた物の落下(フォール・ダウン)から一件落着(セトルメント)のホットな話題に至るまで、たいていは第三人称の物(非生物)が主語で、人が主語となることは稀(レア)である。
二者間の談話と異なり、落とし前を付けるのはやくざな話でない。セリで値引きを狙う複数人相手に商い人のすること。前置詞句のフレーズが複合的に構築されて詰めの山場を迎える。単独交渉のディールから多国間交渉へ複数いる手強い相手にネゴシエーションするテーブル・トークに場面が切り替わる。国際政治ではトランプ一族の独断場に陰りが見え、国内政治では公文書改竄の森友事件を機に、安倍一族の断末魔の叫びが聴こえる。四月は仕事初めのフォール・トゥ・ワーク、内外の政治舞台も見苦しい臆面なき〈我こそ彼〉の脚本を終わらせ、溌溂として働くモノが主語となる、国民主権に基づく民主政治の勘所を取り戻し、新たな世代頭の〈彼こそ我〉を表舞台に、安心と信頼の社会に切り替える年度初めとしたい。忖度(そんたく)から諒解(りょうかい)へ、主役・脇役の世代交代が期待される。影の自己・国民の願いと叫びを聞き届けることから、真のデモクラシーは始まる。4月13日(金)更新