2021年2月8日月曜日

ストーはラガー、ストウと違う、禅のマイスター修行へ一里塚

 わたしの好みはメルシャンの赤ワイン、酸化防止剤未添加のグラス二杯を寝酒とする。心地よい就寝と目覚めは保証付き。飲みやすさではリキュール類の本麒麟もいいが、中でもラガービールが一番のお気に入り。ストー(stow)は仕分けしてバッグに仕舞い込む、倉庫はストアハウス(storehouse)、ドイツ語でラーガー(Lager)に収める、戦略物資を蓄える・レーゲンする(legen)、フィールドに設営された陣営をラーガーという。ラガーは英語のストーに同義、物品をスキャンし棚のバッグにストーする、仕入先がストア、ストア(store)はいつでも取り出せるよう戦略的に蓄える、その点でストー(stow)と異なる。

何でこの話かと言えば、わたしが今㈱アマゾンジャパンで目指す仕事目標がストーマスター(stow master)だから。ストーする効率性を競う、マイスター修行に年齢は不問。二十代の青年たちに負ける気がしない、起き上がり小法師は不屈の人・禅の祖師ダルマに倣うことが、日毎夜毎の楽しみとなっている。振り返れば、九年間ウォールゲイジング(壁観)して今はエイジングゼロ、老いることを忘れて久しい。大事なことは、ストレスを溜めない・ストーしたものは流して後に何も残さない、悔いの在庫を脳幹に残さない。

新型コロナウイルスの脅威を何者ともしない。無念や怨念・祈念までも掃き捨て空の実践(ケノーシス)を惜しまない。ワクチンもまたトリックの一種、トリックまがいの薬物療法にも依存しない、真に自律・自立への道をたどる旅心、もちろん煩悩(パッション)の一を離れてゼロの悟りは無い。〇・△・□の達磨図で知る、彷徨(さまよ)えるヒトに共有された一里塚、これは大島淑子(フライブルク禅アカデミー主幹)のハイデガー研究を経て、マイスター・エックハルトの神即無を理解して初めて見えた峠道、牧師にしてダルマの禅に学び掴み得たこと、職場でストーマスターを志すに至ったのは偶然だが、日々是好日は偽らざる心境。すべて、ヴェーバーの理解社会学で後付けすることができる。ヤスパースやフランクルの時代精神の病理学は、適宜の傍証となる。

 虚無勢力の爆発的感染拡大にも恐れを知らず、普段から口内ケアに細心の注意を払うことで、彼我の公衆衛生を最優先する、その上で混沌とした政治社会経済の界面下に働く力のモーメントを理解すること。禅師が教えるソーシャルディスタンス、しかと面壁して目を凝らせば、身辺にダークマターの見えざる経路が見えてこよう。追ってお知らせするが、早晩研究会か読書会を再開する。3月27日更新

Shigfried Mayer(宮村重徳)、copyright © all reserved 2021, 理解社会学研究所所長、哲学宗教解釈学研究室主任、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員