2016年7月22日金曜日

二〇一六年七月現在、研究経過報告

 右手にダルマの『二入四行論』、左手にアーレントの遺稿『精神的生』。取り合わせは偶然ですが、意外な共通点があって面白い。瞑想的生と活動的生をかけて何と解く、その心は精神的生?でしょうか。
 食する暇も惜しみ寝る暇も忘れて、僭越ながら、目下ダルマの『二入四行論長巻子』の訳注書を鋭意執筆中です。日本に戻ってこなかったら、ついぞ取り組むことも無かったであろう課題ですね、感無量です。小鹿が原野を駆け抜けるように、年甲斐もなく、充実した毎日、心が躍動して押さえるのに一苦労です。
 早稲田大学で開催される秋の宗教学会で、「ダルマの壁観と譬喩解釈 -宗教社会学言論考」を発表する予定。その一部成果を紹介できると思います。それから、三月に『独逸学研究』70号に公開したドイツ語論考の正誤表を作成中、次年度に各大学に配布する予定です。
Shigfried Mayer(宮村重徳)

2016年7月4日月曜日

不思議な縁ですね。あなたに魅了されて底知れない

 ハイデガーやアーレントの比ではない。無名法師のダルマさん、あなたの『二入四行論』に魅せられ、今度は慧可に驚かされて余りある、食する暇も寝る暇も惜しまれるほど、毎日が発見と驚きの連続です。
 詳細は、秋に早稲田大学で開かれる日本宗教学会学術大会で発表します。それまでお楽しみはお預けです。

付記:7月10日(日)は参議院選挙の日ですが、予定通りアーレント公開セミナーを開きます。詳細は、イベント・アラカルト参照。