2023年9月6日水曜日

モノとヒトの切り離し、晴れ舞台のステージで、一番大事なプロセスに



 

絹漉し・木綿濃しで味わいが異なる豆腐のレシビならいざ知らず、ヒューマンエラーや改竄された不正なデータの混入を防ぐには、濃し出すフィルターでは物足りない。

「諒解規則」のルールには、不正使用を未然にブロックする、倫理的同意に基づく判別の仕組みが必要、働くモノとヒトを切り離し吟味する、物流・濁流に揺るがない精神、匠の精神(ヌース)は立てる指でそれとわかる。

 濃霧が晴れてクラウドのETCに臨むとしよう。成り済ましや不正使用は防げるか。ピック・アンド・ステージ(Pick & Stage)では、紐付けられたモノとヒトの「切り離し」が求められ、通過査証の適格性が問われる。

 面倒でも紐付けと切り離し、パーソナルデータのセキュリティーを確保し、クラウド上に「諒解関係」を結ぶに、モニターする「精神の現在」が欠かせない。蔓延るフィッシング詐欺を防ぐに手立ては無用、マイスターフィンガーが防御と突破の二重鍵。年金収入なくても生活資金尽きても、主の「しもべー」は狼狽しない、所属学会なくても慌てない

乱気流のクラウドでは、「存在と時間」(ハイデガー)の切り離しで済まない。後編なく未完だからね。足が地についていないと、霊性を巡る高尚な議論もスペキュラティヴ、量子世界の花弁も思弁の爪楊枝になるよ。 

 IoTが当たり前の物流界の最前線、利益誘導で属人化、偏ってるね。最近頻発するマイナンバーカードの紐付け失敗の事例でわかること、わたしが長年アマゾンジャパン合同会社で、アソシエイツの一員として働く中で着想を得た。その経緯と経験から、リスク管理は二重鍵でモニタリングするのがベスト。

 アマゾン・ヴェップ・サービス(AWS)では、幹線トランク・セパレーション(trunk separation or line disconnection)と言う、その仕組みを参考にして、働くモノとヒトの危うい関係を正す・リセットする。一旦「切り離し」を試行する。フッサールの現象学的還元(エポケー)とは似て非なる。

 考察の理由:マルクスの資本論では奥行きが掴めない。ヴェーバー社会學の得意課題だが、ギデンスのモニタリング論でも対応できない。ニーズに即した話題作りとルールの可視化・コンセンサス更新のダイナミズム・相互検証の必要性を痛感している。

追記:ご提案あれば拝聴したい。当研究室では、緊急に出版費用を必要としています。以上の趣旨を理解し賛同していただける方の支援とサポートをお願いしたい。連絡先:shigfried.mayer@gmail.com

宮村重徳(Shigfried Mayer)、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員、理解社会学研究室主任、アントレプレナー(開業カウンセラー)、日本基督教団正教師(無任所)

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2023年8月18日金曜日

エントロピーは通過点、理解し賢く振る舞い、したたかに生きよ!


 猛暑は気圧の配置次第、エントロピーに見える自然界の因果に、イレギュラーな事例が増加しているが、それには原因がある。人間社会の経済活動にも理由があり、熱しやすく冷めやすい利害心の絡みがある。自然と社会の浮沈にも、気圧配置の仕組みでは同じこと。

 自然であれ社会であれ、連続する物事の因果関係を必然と理解し、偶然の成り行きに任せない。準拠するにも尺度の共有が必要となるから。激変する環境に応じて賢く振る舞い、したたかに生きよ!これが、反骨精神を貫いて得た、78年目の知恵袋。

 若者たち、無事「涼風」を得て、とりあえず激変する環境に適合した生き方・働き方を模索しよう。地球温暖化や沸騰化の原因解明や責任追及は後でいい。

 大事なこと:目先のエントロピーに右往左往しない。働くモノの連続性を理解して賢く振る舞い、誹りを招かないよう工面しつつ、したたかに生きること! バルフ・スピノザの『神学政治論』が参考になるかも。

宮村重徳(Shigfried Mayer)、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員 

Copyright © all reserved, 2023 / 08 / 17 、8月19日、8月25日更新

2023年7月26日水曜日

熱波に打ち水の非神話化説、新実在論の足場作りに安心トークン

 



異常気象は誰のせいか?線状降水帯から連日の過酷な熱波に至るまで、訴える相手がはっきりとしない。猛暑なら水分補給次第でなんとかなるが、デジタル化を拒むアナログな自分はエスの突き上げに打つ手がない。

要求されるヒトたる条件も定かでない、過酷な環境変化に右往左往するだけ、第四次産業革命IOTは火に油を注ぐようなもの、DXのパラメーターを増やしても、機械仕掛けの神様の手に負えない。千と千尋の神隠しもすでに手詰まり状態。

最高傑作たるホモサピエンスのイメージは、神のアナログでこそ人らしさを発揮できるはずだが、実在しないモデルを足場にはできないよ、デジタル化しても後の祭り、天狗の鼻は地震や突風竜巻でへし折られよう。神らしさを抜きに人らしさは取得できない。

神話にはストーリー性があり、それなりに説得的で理解しやすい。疫病災禍を乗り切る夏の風物詩、山鉾巡業の神輿と屏風絵にご注目、京都・八坂神社の祇園祭が、非神話化(ルドルフ・ブルトマン)を呼び水に、新実在論(ニューリアリズム、マルクス・ガブリエル)の足場作りに役立つかも。

ヌーロジー改めヌーソシオロジー(記憶と情報、四次元の環境変数を踏まえた理解社会学)構築が喫緊の課題、実在する物質と精神のアナログモデルでないと、奥深い霊性(グノーシス)の探求も空振りよ、宇宙論的視野の高尚な議論も思弁的(スペキュラティヴ)になりかねない、ルート作りと紐付けがエラーなく貫徹されるまで、しばしお待ちいただきたい。

四面は壁で仕切られた狭い瞑想スペースから、デ・ファクトやフェイク情報を仕分けする。無限小で臨み・無限大の宇宙に迫るに、動くモノの回転対称性から目が離せない。それでも、モニターするヒト自身に関わること、アナログな「人間の条件」(ハンナ・アーレント)に冷却剤となるエスの効用、熱風に萎れないよう水分補給は当然、大事なのはその先。

ペルソーナ存在のセーフティー、自分らしさ(ID)のセキュリティー、連綿と共感の波を起こし公平さを競う(スポーツ精神)、セルフサービスを互いに請け負う心意気(利他精神のヌース)は欠かせない。ほらね、実在モデルがあるから、安心納得できるでしょう。

宮村重徳(Shigfried Mayer)、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員

copyright © all reserved, 2023/07/26、8月3日、8月6日、8月11日更新

2023年5月31日水曜日

AIの確からしさ・最もらしさを疑え、主客未分のルートを見極めよ

 折角の話題に水を差すことになるが、人工知能(AI)の確からしさをまず疑え!だって、臆面なく憚らず、一気に真と見せかけても、苦心の顛末を詠えない。最もらしさを装っても、情報のつぎはぎモザイクでは、青春の葛藤など理解できない・生身のジレンマを把握できるはずがない。それが何故か考えてごらん。主客未分のルートがわかれば、ビンエラーなど怖くない。安心壁觀でいい。ほら、万象は自ずと次につながるよ。

宮村重徳(Shigfried Mayer)

copyright © all reserved 2023, 法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員



2023年3月29日水曜日

マジかよ、チャットGPTの真価を問う、対話モデルとしての人工知能AIの射程


SNSで話題の対話モデル、人工知能(AI)のチャットGPTスタイルは、スマートな口調で説得されそう。膨大なデータ分析から確率論的に一般推論しているだけで、個別判断の根拠は乏しく、指示関係は曖昧だね。脈絡を無視した繋ぎの意味づけは、無理矢理の付け刃に近く、トンネル効果も期待薄。

「我思う」主観を装っているが、あくまで対話は見せかけで、実はどこにも接点(着地点の保証)はない。マジな話し、紐付け(ルートへのアッタチメント)がないと根無し草(ルートレス)、ビンエラーで弾かれるのが落ち。

それでも、データ処理のスピードは速く、標準作業の自動化にはもってこい。効率化にはいいけどね、きめ細かい仕分けは不得手、フィンガーやプッシャーなど、インプット・アウトプットに人手が必要となる。

AIは、自ら考えて判断する能力を持ってない。発問し問題解決するわけではないから、知性を持つかのような擬制の判断力は論外。

擬制は構えのフィクションだから、個別の倫理面を包括できず、教育指導するにはおぼつかない。目下の役割は制限用法で、アドバイサーかコパイロット(副操縦士)、或いはセクレタリーに。

だから、過度の期待はできない。へたすると、悪意あるランサムウェアーに利用されて、遠隔操作でフィッシングの餌場に。

成りすまし(ディスガイス)に裏をかかれ、悔やんでも後の祭り、落ち着くまで評価はお預け、しばらく、成り行きを見守るほかない。ただ、覚えておいてほしい、AIデバイスが人手を離れ、制御不可能になり暴走する前に、万全を期して手を打つこと!

大量の物流を制する決め手は「心」(ヌース)だが、物心が仏心ならいざ知らず、いざ神々しい権威を帯びて、「主奴の論理」(ヘーゲル)をひっくり返す事態になると困ったことに。

そうなる前に、壁觀ダルマに学び、「文殊の知恵」を絞る・耳目を総動員すること。そうしないと、ホモ・サピエンスの終焉(終末時計)は秒読みだよ。ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモサピエンス全史』と『ホモ・デウス』が参考になる。

 3月30日(木)、4月03日(月)更新


村重徳(Shigfried Mayer)、copyright © all reserved 2023, 法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員