2016年4月10日日曜日

便利さと楽しさに微睡まず、良心的拒否権の発動を

コンビニエンス文化はアメリカ発だけど、字義通り便利で申し分ないですね。ストアは二十四時間営業で、欲しいものはたいてい揃っているし生活も楽ちん。その上いつでもどこでも好きなゲームを楽しめるなんて、日本は願ってもないパラダイスかな?でも注意してください。君たちがスマホゲームを満喫し微睡んでいる間に、困ったことが今起きようとしています。
《お家のため》・《お国のため》という大義名分を必要としない、自分のために生きていい、自由で平等なはずの現代社会に、《天皇家のため》・《日本国のため》に生死を共にすべきだという、いつか来た道・七十年前の戦時体制の復刻版を目指す、安倍政権の「憲法改正案」がまかり通ろうとしています。現行憲法の「前書き」と改正案のそれを読んで比較してみてください。つぶさに読めば、その違いは一目瞭然です。君たち18歳以上の国民の自由を制限し、いつの間にか怪しげな戦争時代の大義名分を脳裏に刷り込ませようとしています。いいですか、「国民主権」に代えて「国家主権」が発動され、君たちに徴兵義務が負わされようとしているのです。スマホがあってもツイートしてもどうにもならない、格差が広がってじり貧かどん詰まりになる状況を自分に想定してみてください。
「全体主義」への関心が君たちを襲い、君たちがこれに呪縛されて身動きできなくなる前に、みんなで声を大にしてノーと言いプロテストし続けないと、改正されてしまうと後の祭りです。若者たち、便利さと楽しさに心奪われず勇気を出して、虚無勢力に負けない・集団の苛めに挫けない、国民としての主権・個人の良心的拒否権を発動しなさい。
4月11日(月)更新
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2016, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo

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