2015年11月8日日曜日

燃えさしの萌えを明りに聞き上手、ロゴペディアに秋波を

 昔から、「物言えば唇寒し秋の風」という。炎上するだけで後味が悪い。働くモノにじっと聴き入る余裕も工夫もないと、所詮炎上は避けられない。それよりは、「燃えさしの萌えを明りに聞き上手」(拙句)、ここでロゴペディアに秋波を送りたい。
 ロゴぺディア(Logopädia)は、字義通りロゴセラピー(言語療法)の応用分野、今日では言語聴覚士(dt.: Logopädist, Therapeut für Sprech-erziehung, eng. :Speech-language-therapist, ST)を育てる専門職のコース。ロゴマークの歴史を一瞥できるサイトの宣伝とは無縁な話だよ。ロゴペディアは、18世紀半ばドイツとスイスで始まり、20世紀のアメリカ合衆国でようやく医療関係者を中心に、失語症や認知障害のリハビリテーションを扱う技能職となる。言いだしっぺ(発起人)は、スイス改革派教会の牧師で教育学者のハインリッヒ・ケラー(1728-1802)。牧師にもたまにすごい人がいる(笑)。
 周りの人と同じことを言い、皆と同じことをしていてもつまらない。でしょう?思考と言語に関心のある学生なら、いっそ他の人に真似のできない、自立思考の対話スキルを身に着け、ロゴペディアで身を立てたらいい。ライン(Line)でお馴染みの炎上劇に見られる、言葉に絡む苛めの社会現象は、未成年者に限られない。見かけ上の保守と革新を問わず、出自の和洋・東西を問わず、どの国のどの言語ゲマインシャフト(話し言葉の圏域)に属しようとも、差し当たりまた大抵は言語発達障害に起因する要素が強い。よって、言語聴覚士は職業選択をする際に見逃せない大事なオプションの一つとなる。高齢化と少子化に拍車がかかる今後の日本社会では、自称成人世界の未成年状態を脱し世代交代を円滑にするために、働くモノにじっと聴き入るヒト(言語聴覚士)の役割がますます必要とされるのではないか。
 補足:ダルマに目を入れる作業は、個別に目のつけ方が異なるので、単独対面では限定的、オブザーバー(第三者)を含むグループ単位での作業療法が最も効果的。 11月9日更新
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2015, the Institute for the Interpretative Sociology Tokyo