2015年6月25日木曜日

どしゃ降りの雨に降られて生きてます

 考えずに済むなんてもったいない。お頭も手足も委縮して、人任せでお蔵入りでは情けない。どしゃ降りの「雨に降られて生きてます。」これはラーヘルの言葉ですね。「どしゃぶりの」は私の解釈、「傘なしに」というのは、アーレントのコメントです。傘を持たずに外出して突然の雨に見舞われた時のように、宿命(存在意味)を理解し覚悟して生きるにしても、因縁の出自を隠して(嘘=擬制に)生きるにしても、考えることだけはやめない。すごい人ですね。ユダヤ人女性にして不運な人(Schlemiel)の募る思いが「堰止め」(Staudamm)に、どしゃぶりの雨を湛え、大地を潤す水源となるところ、「堰止め」に行きつくまで、考えることを止めない。「女性解放」の歴史を原点にまで遡り考える、アーレントが共感するわけです。
次回のテクスト研究(明日626日金曜日、午前1045分~1215分、獨協大学5棟316番演習室)では、ラーヘルの映像資料はないので、アーレントの映画を鑑賞します。どなたでもお越しください。

Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2015, the Institute for the Interpretive Sociology Tokyo