質問: 三角形の頂点から垂線を引いたときに、着地点を"H"で表すのはなぜですか?
答え: ドイツ語で垂線をSenkrechte, 垂心をHöhenschnittpunkt と呼ぶことから、"H"で表します。
ちなみに、三角形の五心、外心, 内心, 重心, 垂心, 傍心は、英語で circumcenter, incenter, barycenter (center of gravity), orthocenter, excenter(s) ですが、ドイツ語で言うと、以下のようになります。
ちなみに、三角形の五心、外心, 内心, 重心, 垂心, 傍心は、英語で circumcenter, incenter, barycenter (center of gravity), orthocenter, excenter(s) ですが、ドイツ語で言うと、以下のようになります。
外心は Mittelpunkt des Umkreises、三角形の頂点が同一の円周上にあるとき外接円(Umkreis)と言い、その中心が外心です。三辺の二等分線が交わる所です。多角形の頂点から引かれた外接円の交点は、三角形の内心から少しずれた位置関係になる。
内心は
Mittelpunkt des Inkreises、三角形の各辺が同一円の接線となるとき内接円(Imkreis)と言い、頂点角の二等分線の交点を内心と言います。 Gergonne (ジュルゴンヌ点)とも言います。因みに、三辺は内接円の接線(Tangent)で、対辺に引かれた垂線の長さは常に等しい。
重心は Zentrum
des Schwerpunktes, Baryzentrum、中点を挟む辺の比が 2 対 1 となるところです。中点は Gravitation (重力)の"G"で表します。因みに、重心は移動します。例えば、車を加速させて重心移動が生じることをベクトルVektor と言いましたね。
垂心は Höhenschnittpunkt
der Senkrechte, Orthozentrum、三角形の頂点から対辺に引いた垂線は一点で交わります。垂心はその頭文字の "H" です。底辺の着地点は垂線の延長、高さ(Höhe)に当たるので、同じく大文字の "H"で、実際の高さは小文字の "h" で表します。
傍心は Exzentrum、離心円を exzentrischer Kreis という、離心率が高いと楕円となります。三角形の頂点と傍接円との接点を Nagel ナーゲル点と言います。ナーゲルとは釘のこと。大事なところに楔を打つ時のあれです。メネラウスMenelaus の定理を応用し、ジェヴァ Geve の定理の逆で、外向きに一点が共有されます。
傍心は Exzentrum、離心円を exzentrischer Kreis という、離心率が高いと楕円となります。三角形の頂点と傍接円との接点を Nagel ナーゲル点と言います。ナーゲルとは釘のこと。大事なところに楔を打つ時のあれです。メネラウスMenelaus の定理を応用し、ジェヴァ Geve の定理の逆で、外向きに一点が共有されます。
余談: 「三角形の五心」は人生の重石をどこに置くのか、それ次第で異なる生き方のヒントになりますね。各自図形を描いて確かめてください。次回は座標の原点 "O"の秘密に迫ります。 8月9日更新、2019年6月28日更新
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2015, the Institute for the Interpretive
Sociology Tokyo
0 件のコメント:
コメントを投稿