2012年12月13日木曜日

迷っている君に贈る、選びのヒントとチェックポイント

 衆議院選挙が目前に迫っています。どの党にすればいいか、誰を選んだらよいのか、何が選挙の争点なのか、わからず困っている君に、考えるヒントとして発問形式のチェックリストを以下のように作成してみました。ご参考になさってください(12月16日改訂版)。

1.候補者は選挙の争点を曖昧にしてはいないか。目下の争点は、民主党・自民党・公明党の三党合意で成立した「社会保障と税の一体改革」の扱いを今後どうするのか。具体的に、「決める政治」を継承できるのはどの党なのか、それについて国民の信を問うことです。もちろん、政権交代後三年間の民主党政治の評価に関わることは、言うまでもありません。ただ、マニフェスト作成時に見えていなかった点を真摯に反省し、官僚依存脱却や財源確保の失敗に学びつつ、マニフェストに盛られていなかった重要政策を敢えて取り上げ、妥協の末に法案成立を成し遂げた点をポジティブに受け止め「よくやった」と評価するのか、それともネガティブに公約違反と受け取り「けしからん」と批判するかは、君たちの判断に委ねられています。膨れ上がった赤字国債を抱いたままで、もしこれが成し遂げられなかったとしたら、経済大国としての国際的信用が失墜し、どんな末恐ろしい結果を招来していたか、併せて考えておく必要があるでしょう。
2.候補者は選挙の争点をすり替えてはいないか。候補者の関心からする恣意的な焦点の移動、たとえば、憲法改正や国防軍の設置など、意図的な刷り込み・紛らわしい誘導がないかどうか。受けのいい人柄や癖のある論調にはくれぐれもご用心。デフレにより先細りする日本経済の景気対策(38%)と年金・医療(23%)、震災からの復興(7%)、先鋭化する外交問題(4%)は、緊急の政治課題であることは間違いのない事実ですが、今ここで焦眉を争う選挙の争点ではありません。候補者の語る言葉に、はたして「存在の上限」が見据えられているかどうか、そこが問われています。
3.候補者は脱原発のスローガンを本気で考えているのか。腰を据えよく考え抜いて政策立案をしているのか。それとも選挙のために、党利党略のスローガンを掲げているだけなのか。具体的な代替エネルギー(7%)や電気代高騰への対策・工程表の提示も用意しないで、きれいごとを並べあげて手前勝手なことを言っているだけではないのか。脱原発で、ずばり「下限の無」への覚悟性が問われています。そこから、政治家が語る言葉の表裏、嘘を見抜く必要があります。

 就活や婚活世代の君たちが、政治的存在に関心を抱いて、自分たちの意思を政治社会に反映し、率直な意見を突き付けることから始めないと、明日の日本は暗いまま沈むほかない。誰を君たちが選ぶかで、その候補者の所属する党首が次の総理大臣になることを、しっかりと心に留めて、選挙に臨んでください。棄権してはだめですよ。自分のためです。

Shigfried Mayer (宮村重徳), copyrights all reserved, the Institute for Rikaishakaigaku