2017年1月1日日曜日

年頭所感:心の偏りを退け無心で臨めば夢かなう

全世界の読者の皆様に、新年のご挨拶を申し上げます。昨年と同様に、今年も理解社会学の工房をご愛読賜りますようよろしくお願い申し上げます。

工房七周年目に当たり、個人的には、人生節目の折り返し点に当たる峠に立ち、「史的ダルマ研究」の集大成に向けて、試論を卒業し本喝(「論文集」刊行)を宣言します。その確かな一歩を踏み出す為に、今年は対話のルール、心の偏りを退け無心で臨めば夢かなうをモットーにして、精進していきたい。出版費用調達へのご協力をお願いしたい。
欧米の読者に申し上げたい。予測不可能な未曽有の政治事件も界面上のこと、荒む波間に浮沈するも、芦葉達磨(あしばだるま)のように大河を渡航して安心無事、巷の風聞(ジャルゴン)に翻弄されず、己の不始末を記憶装置から抹殺しようと形振り構わぬ大衆にも幻惑されず、無限遠の彼方にある壁に無の絶対音感を聴き届ける一年、アーレントでもはっきりとしていなかった《壁観的生》即《活動的生》の元年としたい。
ダルマ現象を世界の文化遺産として捉え直すと、敦煌に眠る膨大な多言語伝承が鮮やかに生き返ってきます。さしあたり今年は神秀(じんしゅう)の読み直しから始め、日本達磨宗の初心に迫ることにします。東西宗教の出会いを綴る言語事件の歴史から、二十一世紀の展望が開けてくると確信する次第です。2016年1月9日(月)更新