2016年5月2日月曜日

アンチセミティズムを反ユダヤ主義と混同しない

 さすがに、アンチジャイアントのファンとアンチタイガースのファンを混同する人はいないでしょう。でも見渡せば、反ユダヤ主義と反セム主義を混同して疑わない、困った人たちが万といるよ。ほら、アンチの矛先・指定先が違うでしょう?アンチジュダイズム(Antijudaism)は宗教的偏見で、ユダヤ人憎悪(Judenhass)で知られている。アンチセミティズム(Antisemitism)は人種的偏見で、ホロコーストという集団殺戮の原因となった。1945年以降、問題の質が変わったんだね。ところが、英語の辞書を見てもドイツ語の辞書を見ても、困ったことに「反ユダヤ主義」としか書いてない。いっそカタカナ表記で、アンチセミティズムとすればいいのでは。、
 アーレントは、この違いを大前提にして『全体主義の根源』を書いたのに、翻訳者も出版社も全巻を通じて知らぬ顔、反ユダヤ主義で押し通しているよ。これでは読者があまりにもかわいそう。コンフューズの種をまき散らしているようなもの、読めば読むほど混乱するだけ。プロがこれでは、アマの君は安心して読めない・任せられないでしょう?大事なことは、そろそろ君も辞書におさらばして「自分で」読む、「自分を」読む、そうならないとね。手摺なしに自ら考えるのが、一番大事な宝物となるはずだよ。やってごらん。
 関心のある諸君は、是非北千住に来て、一緒に原書で読み合わせ、オリジナルの凄味を自分の目・耳・舌で確かめてもらいたい。「自分」周りの偏見と差別の温床を見破る糸口・突破口にするといい。5月5日(木)更新
Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights © all reserved 2016, the Institute for the Interpertative Sociology Tokyo