2013年1月1日火曜日

年頭所感:ゼロと一で染め上げる、次世代の家族社会学

【1月31日(木)更新】
皆様、明けましておめでとうございます。最愛の人・家族の大半を一度に奪われ多くの大事な物を一挙に失った、あの東日本大震災と原発事故の生々しい、悲惨で無念の記憶が去らぬ中でのご挨拶、余計なことは申さぬ所存です。
昨年末には衆議院選挙あり、結果は「大山鳴動して鼠一匹」でしたね。機首が傾き急旋回して軟着した先は、いつか見た懐かしく退屈な故郷、子猫や鼠一匹でぎくしゃくするだけの日常世界でした。2013年は干支で蛇年だそうですが、胎蔵の智慧を知る牛飼いの杖(または星に導かれ、ゼロ歳児の未来権利の在り処を探り当てる羊飼いの杖)でこれを迎え打つのみ。
今年は、失うものはもう何一つない、安心してゼロ或いは一から始めることができる、自由と権利の存在を諒解しあう、聖なる家族と宗教社会学の元年としたい。わたし自身もシングルを止める覚悟で、三足の草鞋を履いたまま、未明の明日へ小さな一歩を踏み出すことにしました。
少子化と高齢化・非正規採用に悩む世代のために、我が身を呈して次世代の家族社会学を目指したい。

追記:ゼロと一は、命を営む存在にとって基本中の基本、男と女のバイナリモードです。核家族化した今日の社会では、孤独の人を助ける同世代人による家族代わりの共助システム、ジェンダーの役割を最適化可能な、新たな「世代の家族社会学」が今後必要となるでしょう。もう誰にも、失われた20年の世代なんて言わせない、そうでしょう?
ヒント:最近イギリスの科学誌『バイオロジーレターズ』(電子版、2013)に掲載された「アブラムシ、おばあちゃんとタッグ 外敵から巣を守る」が参考になるでしょう。但し参照するには、朝日新聞デジタル版への登録が必要です。
→ http://digital.asahi.com/articles/TKY201301310066.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201301310066


Shigfried Mayer(宮村重徳), copyrights ⓒ all reserved 2013, by the Institute for Rikaishakaigaku

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